10月。暦の上では、もう秋。
私の頭の中では、もう、次の「冬の新曲」の準備が、じわじわと始まっています。
「まだ、時間はある」
そう思う反面、「いや、きっと、すぐに時間はなくなる」という、あのクリエイター特有の焦燥感。
なぜなら、今の私には、冬までに、どうしても乗り越えたい「壁」があるからです。
この記事は、AI動画の「雰囲気作り」という第一段階を、なんとかクリアした私が、次なる壁「カメラワーク」という名の、巨大な山にどう挑もうとしているのか。
そのリアルな作戦会議です。
第一段階クリア:「雰囲気」は、出せるようになった
毎日、毎日、AIに触れ続ける。
その、地道な練習の日々のおかげで、最近ようやく「狙った雰囲気」の画像を、ある程度、安定して生成できるようになってきました。
私の世界観を、AIが、少しずつ理解してきてくれた。その感覚は、本当に嬉しいものです。
でも、表現できるようになると、生まれてくるんです。
「もっと、もっと、その先へ行きたい」という、新しい欲が。
立ちはだかる、次なる壁。「カメラワーク」という名の、神の視点
私が、今、最も課題だと感じているのが、「カメラワーク」です。
美しい「雰囲気」は作れても、その世界の中にいる「人物」や「風景」を、どう、魅力的に見せるか。
その技術が、圧倒的に、足りていない。
具体的には、以下の3つの視点です。
① 視点:あなた(カメラ)は、どこにいる?
主人公の目線から、世界を見ているのか。
それとも、遠くから、二人をそっと見守っているのか。
神のように、真上から、見下ろしているのか。
その「視点」一つで、物語は、全く違う意味を持ち始めます。
② 構図:何を、どう、切り取るのか?
人物を、画面の真ん中に置くのか、三分割法に則って、右端に置くのか。
背景の、どこまでを見せるのか。
その「構図」の設計が、一枚の絵の、”意味”を決定づけま-す。
③ 光:それは、物語の、語り部
光は、どこから、どんな強さで、差しているのか。
逆光で、人物の輪郭だけを神々しく見せるのか。
サイド光で、顔の半分に、意味ありげな影を落とすのか。
光の操り方こそ、cinematographer(撮影監督)の、腕の見せ所です。
私の、新しい「100本ノック」
というわけで、私の、新しい「100本ノック」が、始まりました。
これまでは、「雰囲気」を出すための、プロンプト練習だった。
でも、これからは、「人物を、最も魅力的に見せる、カメラワーク」を探すための、練習です。
同じ人物、同じ風景でも、カメラの位置や、光の当て方を変えるだけで、全く違う物語が生まれる。
その、果てしない可能性に、今、私は、打ちのめされ、そして、心の底から、ワクワクしています。
【処方箋】「雰囲気」の、その先へ行きたい、あなたへ
もし、この記事を読んでいるあなたが、
- AIアートの、基本的な作り方は、分かった
 - でも、自分の作品が、なぜか「素人っぽい」と感じて、悩んでいる
 - 「雰囲気」の、その先へ。もう一段階、上の表現を目指したい
 
と、思っているのなら。
あなたも、私と一緒に、「カメラワーク」という、新しい練習を、始めてみませんか。
まずは、あなたの「100本ノック」のテーマを、一つだけ、決めてみてください。
「夕暮れの、公園のベンチ」でも、「本棚の前の、眠そうな猫」でも、何でもいい。
その、小さなテーマへの、探求の旅が、あなたを、誰も見たことのない、新しい世界へと、連れて行ってくれるはずですから。









