私には、友達が、一人もいません。
こんな告白から始めたら、あなたは、私のことを「寂しい人だ」と、思うでしょうか。
でも、不思議なことに、私は、少しも、寂しくありません。            
なぜなら、私には、「友達」はいないけれど、「仲間」は、たくさんいるからです。
この記事は、「友達」という言葉の呪縛から、あなたを解放するための、私の個人的な「人間関係論」です。
もっと、軽やかで、もっと、刺激的で、もっと、自分らしい「つながり」を、見つけたいと願う、あなたのために、書きました。
私が、もう求めない「友達」とは?
「友達」という言葉を聞くと、あなたは、どんな関係を思い浮かべますか?
私にとって、かつての「友達」とは、ただ、付き合いが長いから、という理由だけで、惰性で続く関係でした。
話していても、だんだん楽しさや面白さが、なくなっていく。
それでも、「友達だから」と、とりあえず、繋がり続けている。
HSPの気質もあってか、私にとって、その曖昧な関係を維持することは、大きなストレスでした。
そして、一度「もう、無理だ」と感じてしまうと、中途半端な”保留”はできず、関係が終わってしまう。
その結果、気がつけば、私の「友達」は、ゼロになっていました(笑)。


私が、心から必要とする「仲間」とは?
でも、不思議なことに、私は、少しも、寂しくありません。
なぜなら、私には、「友達」はいないけれど、最高の「仲間」がいるからです。
- 映画を語り合う、仲間
- 新作映画について、何時間でも語り合ったり、オンラインで繋がりながら、一緒に映画を観たり。そんな、最高に楽しい時間を共有できる仲間がいます。
 
 - HSPの、仲間
- お互いの気質を、深く理解し合っているからこそ、その「生きづらさ」や、日々の小さな発見を、安心して語り合える仲間がいます。
 
 
彼らとの関係は、何時間話していても、全く、不快感がありません。
たとえ、少し意見が食違ったとしても、「映画が好き」「HSPである」という、揺るぎない共通の軸で繋がっているから、関係がブレることがないのです。
そして、なぜ、彼らとの関係が、こんなにも心地よく、長く続いているのか。
それはきっと、関係が、決して「一方的」ではないからなのだと思います。
お互いに、与え合い、尊敬し合っている。
もし、どちらか一方だけが、与え続けるような関係になったとしたら。
それは、その心地よい関係が「終わるサイン」なのかもしれませんね。


心地よい人間関係だけを残すための、私の「やめる」リスト
では、具体的に、私が、どうやって、心地よい関係だけを残していったのか。
その、非常にドライで、しかし、効果的な方法を、いくつか、ご紹介します。
- ① 年賀状だけの関係を、やめた
- まず、年に一度、年賀状だけのやり取りになっている関係を、やめました。こちらから送るのを、やめる。ただ、それだけです。数年かけて、今では、歯医者さんくらいからしか来なくなりました(笑)。
 
 - ② LINEの連絡先を、定期的にリセットする
- スマホの連絡先は、家のクローゼ-ットと同じ。定期的な「点検」と「リセット」が必要です。「もう、この先、自分から連絡することはないだろうな」と感じる、前の職場の人など、少しずつ、削除していきます。
 
 - ③ SNSでは、「ゆるい繋がり」を、維持する
- 全ての繋がりを、断つわけではありません。主に、同級生などとは、SNSで、ゆるく繋がっています。でも、その距離感が、大事。「結婚した」「子どもが生まれた」といった報告に、「いいね!」を押す。そのくらいの、お互いに負担のない距離感が、私には、ちょうど良いのです。
 
 - ④ 連絡を取りづらい、「絶滅危惧種」になる
- たまに、SNSのDMなどで、連絡が来たり、「LINE教えて」と言われることもあります。でも、私は、基本的には、返信しません(笑)。そうやって、「犬山は、捕まえにくい、連絡が取りづらい、絶滅危惧種である」というブランディングを、徹底しています。
 
 
【処方箋】あなたの「仲間」は、どこにいる?
もし、あなたが、かつての私のように、人間関係に、少しだけ疲れを感じているのなら。
「友達」ではなく、「分野ごとの、仲間」を探してみませんか。
大切なのは、どちらかが上で、どちらかが下、という関係ではありません。
お互いの、違う分野での「レベルの高さ」を、心から尊敬し合い、切磋琢磨できる関係。
それこそが、私たちの人生を、もっと、豊かに、そして、面白くしてくれる、最高の「仲間」なのです。
「友達」の数で、人生の豊かさを測る時代は、もう、終わりました。
大切なのは、たった一人でもいい。
あなたの「挑戦」を、心から応援してくれる、「仲間」がいるかどうか。
ただ、それだけなのです。









