【体験談】人生で初めてメンタルクリニックへ。”どんな状態”で行けばいい?と悩んでいた私が見つけた答え

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心療内科、精神科、メンタルクリニック…。

行った方がいいのかもしれない、と、頭では分かっている。
でも、「こんなことで、行っていいのだろうか?」
「もっと、ひどい状態になってからじゃないと、迷惑なんじゃ…?」

その、「どんな状態で行けばいいのか」という問いが、まるで、見えない壁のように、私の前に、立ちはだかっていました。

この記事は、そんな、かつての私と同じように、最初の一歩を踏み出せずにいる、あなたのための、私の、個人的な記録です。

目次

私が、行くのをためらっていた「理由」

世間からの、偏見?
自分の弱さを、認めることへの、抵抗?
それも、あったかもしれません。

でも、一番大きかったのは、やはり、「行くべき”状態”の、基準が分からない」という、漠然とした不安でした。

風邪なら、「熱が38度出たら」とか、「咳が止まらなかったら」という、明確な基準がある。
でも、心の不調には、そんな、分かりやすい「ものさし」は、ない。
「私のこの悩みは、”病気”と呼べるほど、深刻なのだろうか?」その問いが、ぐるぐると、頭の中を巡っていました。

私が、ついに「行こう」と決めた、あの日のこと

「朝、起き上がるのが、どうしても辛い日が、何日も続いた」
「仕事のことを考えてなかなか眠れない」

もちろん、ただ「辛い」という感覚もありました。
でも、それ以上に、私を動かした、もう一つの、大きな理由があります。
それは、「専門医に相談して、客観的な意見が聞きたかった」ということです。
自分の心の中で起こっていることを、ただ、感覚的に捉えるのではなく、「今の自分の状態が、一体どういうものなのか」を、専門的な視点から、知りたかったのです。
自分だけで、ぐるぐると考え続けるのではなく、一度、外からの、客観的な光を当ててみたかった。
それが、私が、重い腰を上げて、クリニックの予約を取った、一番の理由かもしれません。

実際に行ってみて、分かったこと

ドキドキしながら、初めて入った、クリニックの待合室。
「想像していたよりも、ずっと、普通の病院と変わらなかった」
「先生は、私の話を、ただ、静かに、聞いてくれた(事前にどう接してほしいのかの問診表の記入あり)」

そして、先生との対話を通して、私が、改めて、深く、学んだこと。
それは、メンタルや、心の状態というものが、いかに、繊細で、複雑なものであるか、ということ。
そして、たとえ同じような症状に見えても、その背景や、感じ方は、人それぞれ、全く違うのだということでした。
だからこそ、一人で悩まず、専門家の力を借りることの、大切さを、痛感したのです。

結論:「迷ったら、行ってみる」くらいで、いい。

実際に行ってみて、私が、たどり着いた「答え」。
それは、「行くべき”状態”」なんて、明確な基準は、存在しない、ということ。
そして、もしあなたが、「こんなことで、行っていいのかな…」と迷っているのなら、もう、それだけで、行ってみる十分な理由になる、ということです。

心が「辛いな」「しんどいな」と感じているなら、それを我慢し続けるよりも、一度、専門家に相談してみる。
ただ、それだけのこと。

「行ったら、薬を飲まなければいけないのでは?」
そんな不安もあるかもしれません。
でも、薬も、無理に飲む必要はありません。
私が、今回お世話になったクリニックでは、薬については、先生と、よく相談して決めました。そして、「飲まない日があっても良いから、それも含めて、試してみてくださいね」という、非常に、柔軟なアドバイスをいただきました。

メンタルクリニックは、「病気を治す」だけの場所ではない。
自分の心の状態を、客観的に知り、自分に合った、楽になる方法を、専門家と一緒に「試していく」場所なのだと、私は、感じています。

【処方箋】「我慢」してしまう、あなたへ

もし、あなたが、

  • 「こんなことで、病院に行っていいのかな…」と、ためらっているなら。
  • 自分の心の不調を、「気のせいだ」「まだ大丈夫」と、言い聞かせているなら。
  • 助けを求めることを、「弱いことだ」と、思ってしまっているなら。

どうか、思い出してください。
「迷ったら、行ってみる」くらいで、いいのです。
あなたが、我慢し続けることよりも、ずっと、賢明で、優しい選択です。

薬を無理強いされることもありませんでした、
ただ、あなたの話を、聞いてくれる人がいる。
客観的な視点から、あなたの状態を、教えてくれる人がいる。
それだけで、心が、ふっと、軽くなることもあるのですから。

その扉を開けることは、決して、特別なことではありません。
それは、あなたが、あなた自身の心を、大切にしよう、と決めた、勇気ある、素晴らしい「一歩」なのですから。

そして、何よりも、大切なこと。
それは、「対処は、早めが良い」ということです。

我慢して、我慢して、明らかに「もう、クリニックに行くしかない」という、深刻な状態になってしまう前に。
あなたが、「あれ?」「これくらいで、行っていいのかな?」と、迷った、そのくらいの段階で、勇気を出して、一度、相談してみる。

その方が、きっと、回復も、ずっと、早いのですから。
どうか、自分を、追い詰めすぎる前に。
あなたの心を、守ってあげてください。

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