エッセイ– category –
著者の日常や独自の視点が面白いエッセイの感想・レビューです。くすっと笑えたり、共感して頷けるような、心に寄り添う作品を紹介します。
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私の孤独な日曜日を読む日— “映えない”を愛せる人に、そっと寄り添うエッセイ集
静かな気づき3行サマリ 誰の役にも立たないかもしれない。でも、書かずにはいられなかった言葉たちがある 派手ではないけれど、静かに沁みてくる孤独のかたち 「私だけじゃない」ことに救われる、似たもの同士の群れのような読書体験 私にとっての日曜日 ... -
村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』|言葉に酔うということ
1|はじめて読んだ村上春樹は、この旅エッセイだった 実を言うと、私はずっと村上春樹を読まずにいた。なんとなく、まわりに熱烈なファンが多くて、「信者」みたいな空気がちょっと苦手だった。本屋でもずっと平積みにされてるし、名作扱いされすぎてて、... -
『パリでメシを食う。』感想|“食べること=働くこと”を、静かに考えた一冊
はじめに|“メシを食う”って、こんなに心に響く言葉だったっけ タイトルを見たとき、グルメエッセイだと思っていた。おしゃれなパリの街で、こだわりの一皿を味わうような本かなと。 でもページをめくるたびに気づいた。この本に描かれていたのは、“食べる...
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