本のある暮らし– tag –
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『コンビニ人間』村田沙耶香|「普通」という名の呪いを解く。古倉恵子が教えてくれる、自分だけの世界の作り方
あなたの「普通」、誰が決めたものですか? 朝、満員電車に揺られながら、ふと窓に映る自分の顔を見て、「これが本当に私の望んだ人生なのだろうか?」と感じたことはないだろうか。 就職、結婚、キャリアアップ…まるで誰かが作ったすごろくのように、社会... -
犬山旅|蓼科親湯へ行きました②— 雨と本と、ぼーっとするための旅・つづき
少しだけ、前回のおさらい 前回①では、誕生日に合わせてふと思い立ち、 長野県・蓼科の「親湯温泉」へ出かけたきっかけや、 この宿の文学的な背景、アクセス、そして旅の中で感じた“立ち止まる時間の大切さ”について書きました。 本に囲まれた宿で、ただぼ... -
犬山旅|蓼科親湯へ行きました①— 雨と本と、ぼーっとするための旅
こんばんは、犬山です。 家が大好きな、究極のインドア派(究極とは!?)な私ですが、 1年に1回くらい(主に誕生日付近)旅行しようかな、なんてふと思い立つことがあります。 そして今回予約したのが、長野県・蓼科にある「親湯温泉」さん。 実は去年... -
私の孤独な日曜日を読む日— “映えない”を愛せる人に、そっと寄り添うエッセイ集
静かな気づき3行サマリ 誰の役にも立たないかもしれない。でも、書かずにはいられなかった言葉たちがある 派手ではないけれど、静かに沁みてくる孤独のかたち 「私だけじゃない」ことに救われる、似たもの同士の群れのような読書体験 私にとっての日曜日 ... -
益田ミリ『週末、森で』|仕事がしんどかった時は、森の中に逃げる
仕事で新しいポジションを任されて、本当に初めてのことばかりで、日々、確実に疲れていた。 毎日がなんとなく重たくて、夜になると「もう全部いやだな」って心の中で思っていた。大きな出来事があったわけじゃない。でも、毎日ちょっとずつ“自分が減って... -
村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』|言葉に酔うということ
1|はじめて読んだ村上春樹は、この旅エッセイだった 実を言うと、私はずっと村上春樹を読まずにいた。なんとなく、まわりに熱烈なファンが多くて、「信者」みたいな空気がちょっと苦手だった。本屋でもずっと平積みにされてるし、名作扱いされすぎてて、...
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