何か新しいことを始めようと決意した時、よく言われるアドバイスがあります。
「仲間を見つけて、毎日報告し合おう!」と。
確かに、誰かに見られているという意識は、継続の力になります。
でも、その「報告」や「励まし合い」が、いつの間にか義務になって、逆に疲れてしまった経験はありませんか?
この記事では、そんなあなたに贈る、人間関係のストレスをゼロにする、私が見つけた「究極の習慣化」の方法をご紹介します。
なぜ「仲間との共有」は、習慣化に効果的なのか?
まず、大前提として、仲間との共有は、習慣化の王道であり、非常に効果的です。
心理学で言う「パブリック・コミットメント」の効果で、人は誰かに宣言すると、それを守ろうとする気持ちが強く働きます。また、「人の目」があることで、自分を律する、適度な強制力が生まれるのです。
しかし、そこに潜む「励まし合い疲れ」という罠
でも、そこにはHSP気質の私にとって、見過ごせない罠がありました。
それは、「励まし合い疲れ」です。
人って、余裕がある時も、ない時もありますよね。
仲間からの報告に、毎回「いいね!」を押したり、気の利いたコメントを返したり。その小さなコミュニケーションコストが、積もり積もって、大きな負担になってしまうことがある。
そして、自分が報告した時に、何の反応もなかったら、少しだけ寂しくなってしまう…。
いつしか、「仲間と続けること」が、新しいストレスの原因になってしまうのです。
私がたどり着いた、最高の解決策「会話なし」の共有チーム
そこで、私がたどり着いたのが、「会話なし・返信不要」をルールにした、オンラインの共有チームです。
私も、リアルでの集まりを募集したことがありますが、知らない人と会うことには、どうしてもリスクや緊張感が伴います。
でも、オンラインの、しかも「報告するだけ」のチームなら、手軽に始められて、手軽に終われる。この「離脱の自由」こそが、私たちをプレッシャーから解放し、習慣化そのものに集中させてくれるのです。
私たちがやることは、ただ一つ。「今日も、やりました」と、淡々と報告するだけ。
これにより、「見られている」という適度なプレッシャーは得られる。でも、コミュニケーションの義務がないから、精神的な負担はゼロ。
これこそが、私にとって、最も心地よく、そして効果的な仕組みでした。
ちなみに私は、「みんチャレ」という習慣化アプリを使って、この「会話なしチーム」を作っています。同じ目的を持つ匿名の5人がチームになり、お互いの報告にコメントやスタンプを送ることもできますが、私は「会話なし」という前提を最初に共有することで、心地よい距離感を保っています。
「会話なし」チームがもたらした、私の成功体験
この「会話なし・卒業自由」の仕組みのおかげで、私は今まで何度も挫折してきた「毎日のウォーキング」を、もう1年以上も続けることができています。最初は5000歩からでしたが、今では1万歩を習慣にできてます。
これは、意志の力ではなく、「心地よい仕組み」の力です。
「卒業」を前提とした、心地よい関係性
私が作るチームは、一生モノの仲間を探す場所ではありません。
例えば、「毎日30秒、プランクを続ける」という、同じ低いハードルを、同じ時期にやりたいと思った人だけの、期間限定の集まりです。
そして、誰かが「もう、これは余裕だな」と感じたら、その人は、何の気兼ねもなく、そこを「卒業」して、次のステージに進んでいけばいい。
自分に合ったレベルの人と、その時だけを、共に報告し合う。
そのくらいの、軽やかさが、今の私たちには、ちょうど良いのかもしれません。
まとめ:あなたに合った「仕組み」が、最強のコツ
習慣化の本当の敵は、あなたの意志の弱さじゃない。
あなたに合っていない「やり方」そのものです。
自分にとって、最も心地よく、負担のない「続ける仕組み」を見つけること。
それこそが、最強の習慣化のコツなのだと、私は信じています。
この記事が、あなたの「三日坊主」を終わらせる、きっかけになれたら嬉しいです。