「ただいま」
玄関のドアを開けても、人感センサーライトが点かない。
あぁ、電池が切れたんだ。
薄暗い部屋に、一日の疲れが溶けていく。
でも、この暗さが嫌いなわけじゃない。
むしろ、静かな闇に包まれている方が、心が落ち着く時もある。
「一人暮らし、向いてる？」
そう聞かれたら、私は迷わず「向いている」と答えます。
もちろん、たまに寂しい日もある。
それでも、8割は「一人の快適さ、最高！」と感じているから。
誰かと一緒に住みたいかと聞かれても、今のところ、その予定はありません。
これは、そんな「一人暮らし満喫中」の私が、日々の生活をさらに愛おしく、豊かにするための「たまのご褒美」について書いた記事です。
「ご褒美」は、自分への最高のラブレター
普段は自炊9割で、質素に暮らしている。
でも、だからこそ「たまのご褒美」が、砂漠のオアシスのように心に沁みるのです。
それは、自分への「お疲れ様」というメッセージ。
明日からも、ご機嫌に生きていくための、大切なエネルギーチャージ。
そして、「私は私のままで、最高に幸せだ」と確認するための、自分へのラブレターなのです。
私だけの「ご褒美」実践リスト
ここでは、私が実際に日々の生活に取り入れている、とっておきのご褒美をご紹介します。
大きな贅沢ではないけれど、日常を”特別”に変えてくれる、魔法のリストです。
① 「餅は餅屋」のプロの味を、心ゆくまで堪能する
普段は自炊だからこそ、プロの技術には素直に感動し、お金を払う価値があると思っています。
- パティスリーで買う、芸術品のようなケーキ
ショーケースに並ぶ美しいケーキを「どれにしようかな」と選ぶ時間。箱を開ける瞬間の高揚感。一口食べた時の、計算され尽くした味のハーモニー。これぞ、まさにご褒美の王様です。 - お気に入りのパン屋さんで、”小麦”をしっかり感じるパン
健康を意識してパンはたまにしか食べないからこそ、食べる時は本気で美味しいものを。ずっしりと重く、噛みしめるほどに小麦の香りが広がるパンをリピート買いしています。
② 「時間」そのものを、贅沢に味わう
モノだけでなく、「時間」の使い方そのものをご褒美にする感覚。
これが、一人暮らしの醍醐味かもしれません。
- ふらっと立ち寄る、夜の映画館
朝や昼もいいけれど、夜行性気味な私には、夜の静けさが一番集中できる。誰にも邪魔されず、物語の世界に没入する2時間は、最高のリフレッシュです。
- お気に入りのカフェで、読書に没頭する時間
家とは違う、程よい雑音とコーヒーの香り。そこで過ごす時間は、私にとってご褒美であり、大切な趣味活動（シュミ活）でもあります。
③ あえて「手間」をかけ、自分だけの達成感に浸る
ズボラでせっかちな性格で、料理レベルは決していけてない。
それでも、普段は8〜9割の自炊で問題なく生きています。
でも、ごくたまに、自分の自炊レベルを呪うくらいの「ちょい頑張り料理」に挑戦したくなるのです。
レシピを何度も確認して、慣れない手つきで食材を切って、時間をかけてコトコト煮込む。
その「手間」をかけた時間と、完成した時の「自分にも、こんな美味しい料理が作れた！」という達成感。
食べた瞬間の、「嬉しい！楽しい！大好き！」という気持ち。（世代 笑）
これこそ、誰にも真似できない、私だけの最高のご褒美なのです。
【処方箋】この記事を、頑張るあなたに届けたい
この記事を読んでくれているあなたは、きっと真面目で、頑張り屋さんなのでしょう。
でも、時々、自分を甘やかすことを忘れないでください。
- 毎日、お疲れ様。
- ご褒美に、特別な理由はいらない。
- あなたの頑張りを一番知っているのは、あなた自身なのだから。
まずは小さなことからで大丈夫。
あなただけの「ご褒E美リスト」を作って、「快適８割」の一人暮らしを、さらに最高の「10割」に近づけていきませんか？
この記事が、そのきっかけになれたら、これ以上嬉しいことはありません。
