【無気力なあなたへ】未来が描けず、好きなことさえできない私が抜け出せた一番シンプルな方法

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目次

はじめに

「どんな人になりたいんだっけ…」
「私のやりたいことって、何だったんだろう…」

未来へのコンパスが、ある日突然、くるくると回り出して方向を示さなくなる。
好きだったはずの読書も、映画も、なぜか心が動かない。

ただ、時間だけが過ぎていく感覚。

そんな風に、心が完全に動けなくなってしまったことは、ありませんか?

もし、あなたが今、暗闇の中で立ち尽くしているのなら。
この記事は、あなたのためのものです。

これは、難しい自己啓発の話ではありません。
未来が描けず、好きだったことさえ楽しめなくなった私が、どうやってその場所から抜け出したのか。

その、あまりにも単純で、でも何よりも効果があった方法についての物語です。

なぜ、「好きなこと」よりも「身体」が先なのか

自分を見失った時、「好きなことをしよう」「自分探しの旅に出よう」とよく言われます。
もちろん、それも素晴らしいことですし、私もこのブログで「静かなインプット」の大切さを伝えてきました。

でも、本当に心が疲れてしまうと、その「好きなこと」をするエネルギーさえ、湧いてこないのです。

本を開く気力も、映画を観る集中力もない。
ただ、無気力な自分を責めてしまう。

そんな時に必要なのは、「心」を無理に動かそうとすることではありませんでした。
答えはもっとシンプル。ただ、「身体」を動かすことだったのです。

身体を動かすという行為には、ごちゃごちゃした思考が必要ありません。
ただ、身体の感覚に集中するだけ

その単純な行為が、複雑に絡まった心を解きほぐし、「心身ともに健康になる」という、人間にとっての“基本”に立ち返らせてくれる。

すべてはそこから。
私は、自分の身体でそれを実感しました。

【私の物語】未来が描けず、好きだったことさえ手につかなくなった私が、自分を取り戻すまで

最近まで私は、まさにそんな状態でした。

どういう人になりたいとか、どんな未来にしたいとか、そういうことが全く描けなくて。
とにかく今を生きるって感じでした。

必死に「好きなこと」を取り戻そうとしました。
本を読み、映画を観て、アートに触れる。
でも、不思議なことに、何も感じない。
心が、うんともすんとも言わないんです。

インプットしているはずなのに、すべてが自分を素通りしていく感覚。
大好きだったはずの世界が、色を失って見えました。

「好きなこともできない時、何も考えられない時」

そんな八方塞がりの状態に陥った時、ふと思ったんです。 「もう、考えるのはやめよう」と。

そして、ただ無心で、身体を動かし始めました。

私が最初に始めたのは、夜の散歩でした。
なぜなら、それには難しい思考が一切いらなかったからです。
ただ右足と左足を交互に前に出す。
その、あまりにも単純な行為が、情報と自己嫌悪でパンクしそうだった私の脳には、唯一の救いでした。

やがて、筋トレも始めました。
筋肉がじんわりと痛む、その分かりやすい「身体の痛み」が、どこにあるのかも分からない、漠然とした心の苦しみよりも、ずっとマシに感じられたんです。
「ああ、私はここにいるんだ」と、自分の身体が、その存在を教えてくれるようでした。

そして、気づきました。
「心身ともに健康であること」。
その、当たり前すぎる基本に立ち返ることこそが、当時の私にとって必要なことなのだと

難しいことは考えなくていい。 まずは、このすり減った身体を、立て直すことから始めよう。
すべては、そこからだ、と。


【処方箋】気力ゼロでも大丈夫。今日からできる「身体を動かす」3つの習慣

「理屈は分かったけど、そんな気力すらない…」
そう感じている、かつての私のようなあなたへ。

大丈夫です。
最初から完璧を目指さなくて、いいんです。
誰かと比べる必要も、全くありません。

ここでは、私が実際にやってみた、ハードルを極限まで下げた「最初の一歩」を3つ、ご紹介します。


1. 「太陽を浴びに」外に出る

目的は「運動」だなんて思わなくて大丈夫。
「太陽の光を5分間、浴びに行く」。ただ、それだけです。

今の格好のまま、家のドアを開けて、空を見上げてみてください。
外の空気を吸うだけで、淀んだ心に、ほんの少しだけ新しい風が吹き込んできます。

2. 「無心になれる」動きを見つける

私の場合は散歩でしたが、あなたにとっては、ヨガかもしれませんし、ダンスや水泳かもしれません。
YouTubeで「10分 ヨガ」「初心者 ダンス」など、色々試してみてください。

ポイントは、「楽しい」より「無心になれる」こと。
頭を空っぽにして、身体の感覚だけに集中できるものが見つかれば、それが今のあなたにとっての正解です。

3. 「できたこと」だけを、記録する

どんなに小さなことでも構いません。
「5分散歩できた」「ストレッチした」
その事実を、カレンダーに丸をつけるなど、目に見える形で記録
してみてください。

できなかった日があっても、絶対に自分を責めないこと。
丸がついた日を眺めて、「今日も、生きたじゃん」と自分を認めてあげる。
この小さな肯定の積み重ねが、やがてあなたを力づけてくれます。

おわりに

未来が描けない日があったって、いい。
好きなことを、好きだと感じられない日があったって、いい。

そんな時は、まず、自分の身体を大切にしてみてください。
温かいお風呂に入って、ぐっすり眠る。そして、少しだけ身体を動かしてみる。

あなたの心は、あなたの身体と繋がっています。
身体が元気になれば、心も、少しずつ元気を取り戻していきます。

この記事が、暗闇の中で立ち尽くすあなたの足元を照らす、小さな光になれたら、心から嬉しく思います。

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