「もっと、頑張らないと…」
かつて、私にとって、それは”美徳”を証明する、魔法の言葉でした。
でも、今なら分かります。
「頑張る」という言葉が、時に、私たちを不自由にさせている、呪いの一種なのだと。
この記事は、かつての私のように、「頑張る」ことに疲弊し、自分を責めてしまいがちな、あなたのために書きました。
もっと、ゆるく、楽しく、そして軽やかに、夢を叶える方法が、きっとあります。
「努力」という言葉の、本当の意味
そもそも、「努力」や「頑張る」の本質って、何でしょうか。
それは、「心に、余裕がない状態」で、自分に鞭を打つこととは、少し違う気がするのです。
本当の努力とは、むしろ、穏やかで、前向きな心の状態から生まれる、継続的な探求心なのではないか。
最強のエンジン、それは「夢中」
ここで、新しい主役の登場です。それが、「夢中」という状態。
周りから見れば、それは「とてつもない努力」に見えるかもしれません。
でも、本人は、時間を忘れるほど、その行為に没頭し、楽しんでいる。だから、全く「努力」だとは感じていない。
これこそが、人間が、最高のパフォーマンスを発揮できる、魔法のような状態なのです。
「頑張る」が、自分を”消費”していく行為だとしたら、「夢中」は、エネルギーが内側から”湧き出てくる”感覚です。
「頑張る」のをやめたら、全てがうまく回り出した話
この「夢中」という領域にたどり着くまで、私は、大きな勘違いをしていました。
少し前の私は、「もっと頑張らないと、良い結果は出ない」と信じて疑いませんでした。
そのために、自分に厳しく、そして、周りにも、同じレベルの厳しさを徹底して求めていました。
そのやり方で、確かに、結果は出ていたのです。そして、そんな厳しい状況でも、ついてきてくれる仲間もいました。
しかし、その実態は、周りから見れば、まるで「軍隊」のようだったかもしれません。
結果は出せても、人間関係としては、ボロボロでした。
常に張り詰めた空気の中で、私は、自分も、そして、周りも、追い詰めていたのです。
しかし、ある出来事をきっかけに、「もう、頑張るのをやめよう」と、全てを手放してみました。
すると、どうでしょう。
驚くべきことに、今は「頑張らない」のに、結果はきちんと出ています。
そして何より、人間関係が、比べ物にならないほど、穏やかで、緩やかなものになりました。
なぜか。
それは、私がただサボっているのではなく、肩の力を抜きながらも、仕事の「ポイント」は、きちんと抑えているから。
そして、何よりも、私自身が、心の底から「楽しんで」いるから。
そのリラックスした雰囲気が、逆に、周りに安心感と信頼感を与え、良い化学反応を生んでいるのだと、今は感じています。
「頑張らない」方が、結果的に、私も、相手も、ずっとハッピーになる。
それが、私の、この数年間の、最大の発見です。
【処方箋】「頑張れない自分」を、許すために
- 「頑張る」のを、やめてみよう。
まずは、一日、一時間でもいい。「頑張らない」と、決めてみる。罪悪感を感じる必要は、全くありません。 - あなたの「夢中になれる何か」を、探そう。
人から見て「すごい」ことである必要は、全くありません。時間を忘れて、ただ、それに没頭できる何か。それが、あなたの最強の武器になります。
- ゆるく、無理せず、楽しもう。
「楽しい」という感情は、最高のガソリンです。あなたが「楽しい」と感じる道が、結局は、一番遠くまで行ける、正しい道なのです。
