はじめに｜“節約”じゃなく、“整える”ためにお金を使うということ
ミニマリストというと、なんとなく「節約」「我慢」といったイメージがあるかもしれない。
でも、わたしにとっては違った。
むしろ「何にお金をかけないか」がはっきりしてきたからこそ、
“本当に心地いいもの”に、少しずつ丁寧にお金を使えるようになった。
それは生活を整えることでもあり、
自分の感性を整えるという感覚にも近い。
減らしたことで、見えてきた“選びたいもの”
昔は“なんとなく”でお金を使うことが多かった。
・コンビニでとりあえず買ってしまう
・つい買ってしまう服や雑貨
・漫画やサブスクでの娯楽
でもミニマルな生活を始めてから、
「とりあえず」の買い物がぐっと減った。
持たないことで、自分の好みや感覚が際立ってきた気がする。
わたしが“心地よく使う”ようになったお金｜特に“食べること”
一番変わったのは、食事に対する意識かもしれない。
外食が減ったぶん、
・いつも使う調味料をちょっとだけいいものに
・野菜は新鮮で、旬のものを選ぶように
・“自分が作る食事”に対して、気持ちを込めるようになった
それは「健康のため」というより、
“日々の体験の質”を整えたいという感覚だった。
食べることは、感性に直結してる。
だからわたしは、食事にお金をかけることを大切にしている。
無駄をなくす、じゃなくて“濁りを減らす”
買わないこと、持たないことは、
わたしにとって「排除」ではなく「静かに濁りを減らす」作業だった。
例えば：
- どこか気持ちがのらない買い物
- つい見てしまうネットショップ
- 流行に乗っただけの“推され消費”
それらをやめたことで、ひとつひとつの出費に対する満足感がすごく高くなった。
お金の使い方は、“わたしらしさ”の現れかもしれない
何にお金をかけるかって、すごく個人的なこと。
でもそこには確実に、わたしという人間の輪郭が出る。
わたしは今、
- 自分に合った家電
- 触り心地の良いタオル
- 静かな音楽とお気に入りのマグカップ
そんなものたちに、お金をかけている。
それは贅沢ではなく、“わたしを整える出費”なのだと思う。
おわりに｜今日、心地よくお金を使ったこと
この記事を書いた日、わたしは
・ちょっと良いフルーツ
・いつもより香りの深い紅茶
・日用品の補充
それらに、ほんの少しだけお金を使った。
でもどれも、手にした瞬間に心がふわっとほどけた。
お金を使うって、こういうことだったんだと、最近はよく思う。
小さな心地よさをくれたものたち
日々の中で、わたしが選んでよかったと思えたものを、少しだけ記しておきます。
必要なときに、そっと思い出してもらえたらうれしいです。
