「察する力の負のループ」から抜け出すために試したこと

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水曜日の記事で書いた、あの出来事。

察する力が未来予想を生み、
未来予想が先回りを生み、
先回りが「また私がやらなきゃ」という責任の連鎖を生む。

そして、未来予想の段階で、もう疲れてしまっている。

あの記事を書きながら、改めて思った。
このループから、どうしたら抜け出せるのだろう、と。

完全な解決策があるわけではない。
けれど、少しでもこのループを和らげるために、試してきたことがある。

今日は、その思考整理をしてみたいと思う。

目次

「今やらなきゃいけないこと」なのか?

まず、一番大切なことは、これだった。

今、本当にやらなきゃいけないことなのか?

私は、すぐに動いてしまう。
未来を予想した瞬間、不安になって、すぐに手を打とうとする。

けれど、よく考えてみると。
「今すぐ」じゃなくても良いことが、ほとんどだった。

一旦、立ち止まる。
冷静に考える。

すぐに動いてしまう私には、このくらいが、ちょうど良い。

問題が起こってから対応する、という選択肢

これは、HSS型HSPの私にとって、とても難しいことだった。

「問題が起こってから対応する」

先回りすることに慣れている私には、
これが、ものすごく勇気のいる選択なのだ。

「起こってからじゃ、遅いんじゃないか」
「もっとひどいことになるんじゃないか」

そんな不安が、頭をもたげる。

不安は、必ずしも現実にならない

これまでの経験を振り返ってみると、気づくことがある。

不安に思っていたことが、実際には起こらないことも、たくさんあった。

もちろん、予想通りに問題が起こることもある。
けれど、すべてが現実になるわけではない。

それなのに、私はすべての不安に、先回りして対処しようとしていた。

先回りすることの、見えないコスト

そして、もう一つ気づいたことがある。

先回りすると、「なぜそれをやるのか」を説明しなければならない。

まだ起きていない問題に対して、対策を打つ。
周りの人には、その必要性が見えていない。

だから、説明する。
説得する。

「こうなる可能性があるから」
「今のうちに手を打っておかないと」

その説明や説得に、エネルギーを使う。
そして、理解されないこともある。

「考えすぎじゃない?」
「そこまでしなくても」

そう言われて、傷つくこともあった。

けれど、やっておいてよかった、もある

ただ、ここが複雑なところで。

「そこまでしなくても」と言われた対策が、
後々、役に立つこともたくさん経験してきた。

「あの時やっておいてよかった」
「あれがあったから、助かった」

そんな場面を、何度も見てきた。

だから、すべての先回りが無駄だとは思えない。
必要な先回りも、確かに存在する。

でも、すべてに先回りすると、疲れてしまう。

どこで先回りして、どこで待つのか。

その見極めが、とても難しい。
そして、それこそが、私がこれから向き合っていきたいテーマなのだと思う。

問題を、問題として可視化する

最近、思うようになったことがある。

問題を、問題にすることも大切なのではないか、と。

これは、人間社会では、意外と重要なことなのかもしれない。

目に見える形で問題が起こる。
そうすれば、他の人にも分かる。
説明や説得は、必要ない。

「ああ、確かに問題だね」
「これは、対処しないとね」

みんなが、自然と理解する。

そこから対処する。
そのくらいの余裕を持っても、良いのかもしれない。

HSS型HSPの私にとって、ものすごく不安

ただ、これがとても難しい。

「問題が起こるのを待つ」ということは、
HSS型HSPの私にとって、ものすごく不安なのだ。

「本当に大丈夫なのか」
「取り返しのつかないことになるんじゃないか」

その葛藤は、今もある。

けれど、少しずつ、試してみている。

「ここは、起こってから対応しよう」
「まずは、様子を見よう」

そう決めて、待ってみる。

すると、意外な展開が待っていることがある。

他の誰かが動いたり。
問題が思ったほど大きくならなかったり。
あるいは、問題が可視化されたことで、周りの協力が得られやすくなったり。

私が先回りしなくても、世界は回っていく。
そして、問題が見えれば、みんなで対処できる。

そのことを、少しずつ、信じられるようになってきた。

先を考えて、紙に書き出してみる

それでも、不安は消えない。

未来予想は、勝手に頭の中で膨らんでいく。
放っておくと、どんどん悪い方向へと転がっていく。

そんな時、試しているのが、紙に書き出すことだ。

今、自分が何を不安に思っているのか。
どんな未来を予想しているのか。
それに対して、どんな手を打とうとしているのか。

すべて、紙に書き出してみる。

すると、不思議なことに、冷静になれる。

「あれ、これって本当に起こるのかな」
「これ、私がやる必要あるのかな」
「そもそも、これって問題なのかな」

頭の中でぐるぐる回っていた思考が、
紙の上に並ぶと、客観的に見えてくる。

そして、観察する。
実際に、その予想通りのことが起こるのか。

起こらないことも、多い。

プライベートな時間まで、奪われないために

一番つらいのは、これだった。

仕事が終わって、家に帰ってからも。
休日も。
寝る前も。

その不安が、頭をよぎる。

「ああ、あれ、どうしよう」
「明日、こうなったらどうしよう」

気づけば、エネルギーを取られて、何もできなくなっている。
寝ているしかなくなる。

これは、本当につらい。

だから、意識的に、忘れられることをするようにしている。

映画を見る。
本を読む。
散歩に出る。
好きな音楽を聴く。

気持ちを切り替える努力。

これは「努力」が必要なのだ。
HSS型HSPの私にとって、「忘れる」ことは、自然にはできない。

だから、意識的に、仕組みを作る。
「この時間は、仕事のことを考えない」と決める。

完璧にはできない。
それでも、少しずつ、切り替えられるようになってきた。

完全な解決策はないけれど

ここまで書いてきて、思う。

完全な解決策は、ないのだと。

察する力は、私の一部だ。
それを消すことはできない。

未来を予想してしまうことも。
先回りしたくなることも。
不安になることも。

すべて、HSS型HSPの私の、性質なのだ。

だから、「なくす」ことを目指すのではなく、
「上手く付き合う」ことを目指す。

今すぐ動かなくても良いこと。
問題が起こってから対応しても良いこと。
紙に書き出して冷静になること。
プライベートな時間は、意識的に守ること。

そうやって、少しずつ、負のループを和らげていく。

まとめ

察する力は、時に重荷になる。
けれど、それは私の大切な一部でもある。

この力と、どう付き合っていくか。

それは、一生のテーマなのかもしれない。

けれど、少しずつ、コツが分かってきた気がする。

完璧を目指さなくて良い。
ただ、少しだけ、楽になる方法を探していく。

そんなふうに、これからも、自分と向き合っていきたいと思う。


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