2025年5月– date –
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「頑張る」がいつも正解じゃないと思った日
静かな気づきの3行サマリ 頑張っていた時期ほど、自分に厳しくなっていた気がする 少しだけ力を抜いたら、心が落ち着いて、むしろ結果が良くなった 頑張りすぎないことも、ちゃんとした選択肢のひとつだと思えた はじめに|「いつも頑張っているね」と言... -
山内マリコ『あのこは貴族』を読んで感じた、「この世界がすべてじゃない」枠の外で生きる自由
静かな気づきの3行サマリ “選ばれた世界”の中にいる人ほど、不自由に見えた 誰かの「正解」に合わせて生きることの息苦しさ 今の自分の暮らしにある「一人であることの自由」への確信 本の概要紹介 著者:山内マリコ 出版年:2015年(集英社文庫) ジャン... -
乙一『夏と花火と私の死体』―“怖い”のに、なぜか美しい
📘 簡単なあらすじ(乙一『夏と花火と私の死体』) 9歳の夏、私は死んだ。でもこの物語は、そこで終わらない。 語り手は、すでに“死体”になった少女。彼女の視点から、ひと夏の出来事が淡々と語られていく――自分の死を引き起こした人たちの行動、そ... -
評価のない世界は、きっともう少し自由かもしれない
そもそも私は、映画に★(星)で評価をつけることに、ずっと違和感があった。だから、どんなに感動しても、逆にどこかしっくりこなくても、星をつけるということ自体をしてこなかった。 星3とか、星5とか。ぱっと見でわかりやすいし、参考にする人も多いと... -
映画『夜明けのすべて』|「わかろうとする」ことで近づける関係
1|はじめに|少しだけ知っておきたいこと この映画には、ふたりの登場人物が出てくる。ひとりはPMS(月経前症候群)に悩む女性で、もうひとりはパニック障害を抱える男性。 どちらも「病気」と言われることもあるけれど、もっと身近で、もっと人の中にあ... -
「カフェ読書」で見つけた3つの静かな気づき|私の心地よい“ひとり時間”の過ごし方
静かな気づきの3行サマリ 一人暮らしを始めてから、カフェで読書する時間が自分だけの楽しみになった 自分にとって心地よいカフェには、静けさとちょっとした距離感がある 誘惑のない場所で本と向き合うことで、心がゆっくり整っていく はじめに|なぜカ... -
村上春樹『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』|言葉に酔うということ
1|はじめて読んだ村上春樹は、この旅エッセイだった 実を言うと、私はずっと村上春樹を読まずにいた。なんとなく、まわりに熱烈なファンが多くて、「信者」みたいな空気がちょっと苦手だった。本屋でもずっと平積みにされてるし、名作扱いされすぎてて、...
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