静かな気づきの3行サマリ
- 日常の中で、気づかぬうちに自分に嘘をついて過ごしてしまうことがある
- 自分が本当に“好き”なものを言葉にすることで、はっきりしてくる
- それは他人のためではなく、自分自身のために残しておく記録のようなもの
はじめに|なぜか「好き」がうまく言えなかった日
最近ふと、「私って本当にこれが好きだったっけ?」と立ち止まることがあった。
SNSやおすすめ、流行に触れすぎて、 気づかないうちに“なんとなく好きなふり”をしていたのかもしれない。
それって、ちょっと苦しくて、ちょっと寂しい。
でも、案外ふつうのことなのかもしれないと思った。
日常の中で、自分に小さな嘘をついて過ごすことって、 誰にでも少しはあると思う。
だからこそ、 ちゃんと「好き」と言葉にしておくことが、大切なんじゃないかと思った。
好きって、何度でも見つけ直していい
「昔からこれが好きなんです」と言えるものもあれば、 「気づけば最近よく手に取ってるな」というものもある。
好きなものって、実はけっこう移ろいやすい。 でも、移ろいながらも“自分らしさ”をかたちづくっているもの。
だからこそ、それをちゃんと記録しておきたいと思う。
言葉にすることで、自分の“今”を明確にできるから。
自分にとっての「好き」は、自分で決めていい
「それ、いいね」と言われるものじゃなくてもいい。 誰かに理解されなくても、自分がときめくもの。
なんだか心に残って離れないもの。
意味はよくわからないけど惹かれてしまうもの。
それをちゃんと“自分の好き”として認めてあげること。
そのためには、やっぱり言葉にするって大事だと思う。 書くこと、つぶやくこと、リストにして並べてみること──
どれも、自分に「これでいいんだよ」と言ってあげる行為なのかもしれない。
この先も、「好き」は少しずつ変わっていく。 自分の“好き”の感覚も、時とともに変化していく。 もちろん変わらない好きもあるけれど、 経験や知識によって、新しく芽生えたり、形を変えたりすることもある。 だからこそ、常に明確にしておく。 そのときの“好き”を、ちゃんと見つめて言葉にしておくこと。 それが、ぶれそうなときの自分を支えてくれる気がしている。
好きを明確にすることは、 周りから見て“幸せそうに見える”ためじゃない。 自分の中で、本当の意味で「心が満たされてる」と感じるためのものだと思う。
でもその変化を、ちゃんと自分で受け止められるように、 今の“好き”をそっと言葉にしておきたいと思った。