物語の解読(映画・小説)– category –
映画や小説から受け取った感情の整理。
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『教皇選挙』感想|正しさを武器にした“静かな戦争”
作品情報 原題:Conclave 製作年:2024年 上映時間:120分 製作国:アメリカ・イギリス合作 配給:キノフィルムズ 劇場公開日:2025年3月20日(日本) 監督:エドワード・ベルガー 原作:ロバート・ハリス 出演:レイフ・ファインズ、スタンリー・トゥッチ... -
『異端者の家』感想|笑っているのに、ずっと安心できない
原題:Heretic 邦題:異端者の家 製作年:2024年 日本公開:2025年4月25日 A24作品/配給:ハピネットファントム・スタジオ 監督・脚本:スコット・ベック&ブライアン・ウッズ 出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト ほか 上映... -
映画『PERFECT DAYS』感想|なんでもない日常こそがパーフェクトデイズなんだ
静かな気づきの3行サマリ あんなふうに淡々と暮らすおじさん、現実にはなかなかいないかもしれない でも、その“整った生活”の中にある小さなこだわりや人間らしさに憧れた 一人で淡々と生きながら、誰かと少しだけ交わる──それだけで十分だと思えた はじ... -
山内マリコ『あのこは貴族』を読んで感じた、「この世界がすべてじゃない」枠の外で生きる自由
静かな気づきの3行サマリ “選ばれた世界”の中にいる人ほど、不自由に見えた 誰かの「正解」に合わせて生きることの息苦しさ 今の自分の暮らしにある「一人であることの自由」への確信 本の概要紹介 著者:山内マリコ 出版年:2015年(集英社文庫) ジャン... -
乙一『夏と花火と私の死体』―“怖い”のに、なぜか美しい
📘 簡単なあらすじ(乙一『夏と花火と私の死体』) 9歳の夏、私は死んだ。でもこの物語は、そこで終わらない。 語り手は、すでに“死体”になった少女。彼女の視点から、ひと夏の出来事が淡々と語られていく――自分の死を引き起こした人たちの行動、そ... -
【感想】『夜明けのすべて』が教えてくれた、PMSとパニック障害との向き合い方
「どうして私だけ、こんなに感情の波が激しいんだろう」 「理由もないのに涙が出たり、落ち込んだりするのは、私が弱いから…?」 そんなふうに、自分でコントロールできない心と体の波に、ひとり静かに耐え、自分を責めてしまっていませんか。 この記事は... -
『落下の解剖学』を観て、「見え方がすべて」な世界にモヤついた話
映画館に貼られていたポスター。そのビジュアルを見た瞬間、「これ、きっと好きなやつだ」と思って、何の前情報もなく、観に行ったのが『落下の解剖学』だった。 観終わったあと、言葉にならないモヤモヤがずっと残った。「真実は何だったのか」ではなく、... -
友情か、使命か。映画『RRR』が心を揺らす本当の理由
静かな気づきの3行サマリ 友情と使命、その間で揺れる心の痛みを描く物語 圧倒的な熱量の中に潜む、人間の根源的な感情 世界観に圧倒されながら、じわじわと心に根付いていく映画体験 作品情報 監督:S.S.ラージャマウリ 公開年:2022年 ジャンル:歴史ア... -
『ウィリーズ・ワンダーランド』感想|無言の男と狂気の遊園地
はじめに|暴力なのに、なぜか整う。不思議な爽快感 “カオス”と“静けさ”って、共存できるんだ。そう思ったのは、まさかのホラー映画『ウィリーズ・ワンダーランド』だった。 血まみれのテーマパークで、殺人ロボットと闘う男。にもかかわらず、どこか「日... -
言葉にできない気持ちを、映画『めがね』がそっと代弁してくれた
はじめに|説明できないけど、ちゃんと在るもの ときどき、気持ちに名前がつかないまま日々を過ごしていることがある。「疲れている」でも「悩んでいる」でもないけど、何かがずっと胸の奥で、静かに揺れているような感じ。 そんなときに観た『めがね』は...
