静かな気づきの3行サマリ
・朝の過ごし方ひとつで、その日一日の“気分”が変わる
・思考と目標をノートに書くことで、自分と向き合える
・整えるって、完璧を目指すことじゃなく“自分らしさ”を取り戻すこと
はじめに|暮らしを見直したいと感じた理由
ここ最近、「もう少し心地よく暮らしたいな」と思うことが増えてきた。
日々に追われるような感覚が続いて、情報も気持ちも、いつの間にかごちゃごちゃしていたから。
そんな中で取り組んでいたのが、睡眠の見直し。
寝る時間や光の取り入れ方を工夫するうちに、
「せっかくなら朝の時間も、自分らしく使いたい」と思うようになった。
朝って、その日一日の気分をつくる時間。
バタバタ始めれば心もせかせかするし、
丁寧に始められれば、呼吸も少し深くなる。
それなら、自分に合う朝の過ごし方を探してみようと思った。
モーニングルーティンができるまでの、静かな試行錯誤
今でこそ心地よい朝の流れができてきたけれど、
そこに辿りつくまでには、けっこういろいろ試してきた。
たとえば、朝の散歩。
空気が澄んでいて気持ちはよかったけれど、冬になって続かなくなった。
寒さに負けたのもあるけれど、そもそも私は根っからの夜型なのかもしれない。
やっぱり夜のほうが頭も身体も冴えていて、
朝はどうしてもぼんやりしてしまう。
それなら、無理に外に出ようとするよりも、
朝のその“ゆるさ”を受け入れて、静かに過ごす時間にしたほうが自分に合っているんじゃないか──
そんなふうに感じるようになった。
朝の軽い瞑想や、しっかりとした朝ごはんも試してみたけれど、
どこか“がんばってる感”があって気持ちが続かなかった。
そうやって、いくつかの「うまくいかなかった習慣」を手放していった頃、
ふと目にした「朝ノートをつける」という習慣が気になって、
なんとなく始めてみたら、それがとてもしっくりきた。
思ったことをただ書くだけなのに、
心の中が少しずつ整っていく感じがして、
「これなら続けたい」と自然に思えた。
それから少しずつ、朝読書やプロテイン、ゆる筋トレなど、
やっていて心地よいことを一つひとつ取り入れて、今のルーティンができあがっていった。
だからこれは、「完璧な朝」ではなくて、
自分にとって無理なく続けられる、“しっくりくる朝のかたち”なんだと思う。
私のモーニングルーティン(2025年春)
- プロテインを飲む
起きたばかりの体に、あたたかい水とプロテインで優しくスイッチを入れる。 - ノートに「思考」と「今日の目標」を書く
頭の中にあることを手で書き出すと、心が静まっていく。
目標も、「洗濯を干す」「今日は穏やかに話す」など、小さなもので十分。
この習慣の良さは、“思考の見える化”ができるところ。
なんとなく気になっていたことが言葉になって、自分の中で明確になる。
書き残したページを読み返すと、自分の変化や傾向が見えてくるのも面白い。
- 読書(15分くらい)
SNSでもニュースでもない言葉に触れる時間。
本の中の静けさが、朝の余白をくれる。 - ゆるい筋トレ
軽く体を動かすだけでも、内側から少し目が覚める。
頑張りすぎず、気持ちいいところで止めるのがコツ。 - 身支度をする
鏡の前で深呼吸しながら、今日の自分に着替える。
ノート時間がくれる、内省と整えの感覚
このルーティンの中で、私にとって特に大切なのが「ノートを書く時間」。
短くてもいい。正直でなくてもいい。
でも、“書く”という行為が、自分の心と静かにつながる入口になる。
たとえば、言葉にしたことで気づく「小さな不安」や、
逆に「昨日より前向きになってるな」と感じる変化。
それを誰に見せるわけでもなく、ただ残しておく。
未来の自分が読み返したときに、ちょっとした気づきや笑いになっていたら、それでいい。
ノートは、記録というより心との対話だと思う。
あなたにとっての“しっくりくる朝”って?
今の朝の時間、どんな気分で過ごしていますか?
気持ちがざわついていたり、焦っていたり。
もしかすると、何か変えたくてこの記事にたどり着いた人もいるかもしれません。
大丈夫。完璧なルーティンじゃなくていい。
“しっくりくる朝”は、人それぞれのペースと形で見つけていける。
もしよかったら、まずはノートを一行だけでも書いてみてください。
それがあなたの、整う朝のはじまりかもしれません。