仕事終わり、夜の街を歩く足取りが妙に軽い。
いつもなら真っ直ぐ家へ帰るはずなのに、ふと「あそこの新しいカフェ、寄っていこうかな」とか
「気になっていたあの映画、今夜観てしまおうか」なんて、前向きな声が頭の中で鳴り響く。
疲れよりも、もっと何かをしたい、どこかへ行きたいという渇望。
けれど、私はその高揚感に身を任せる前に、一度立ち止まる。
バッグの奥からスマホを取り出し、記録をつけているアプリを確認する。
案の定、生理予定日まであと10日。
「……やっぱりね」
暗い画面に映る自分の顔に、小さく苦笑いを浮かべる。
この「元気」は本物じゃない。
嵐が来る直前、一時的に海面が穏やかになるような、不自然な「無敵感」だ。
「元気」という名の麻痺
この10日前の無敵感には、必ずセットになっている「翌日の急降下」がある。
昨日まであんなに活動的だった自分が嘘のように、朝、体が鉛のように重くなる。
そうなると、景色は一変する。
昨日まで楽しかったはずのプレイリストが騒音に聞こえ、些細な誰かの言葉が、鋭いトリガーとなって私の心を抉る。 とにかく疲れる。
思考は暗い方へと加速し、自分でも驚くほどマイナスな行動
たとえば、誰かに余計な一言をぶつけてしまったり、衝動的にSNSで負の感情を撒き散らしたり
をしてしまいそうになる。
この「無敵感」の正体は、感覚の麻痺だ。
限界を超えているはずの疲労に蓋をして、脳が一時的にドーパミンを過剰に出しているだけ。
だからこそ、麻痺が解けたときの反動は、取り返しのつかないほどの濁流となって押し寄せる。
「未来の自分」と和解するために
以前、私はブログで「頑張るのをやめると世界は回り出す」と書いた。
その言葉を一番必要としているのは、他でもない、この時期の私自身だ。
生理10日前の、不自然なほど軽い足取りを感じたとき。
私はあえて、その「元気」を無視することに決めている。
「出かけようかな」という誘惑を振り切り、コンビニで温かい飲み物だけを買って、20時には部屋の明かりを落とす。
「もっとやりたい」というエネルギーを、今のうちに未来の自分へ貯金しておくのだ。
悲しくて、マイナスな行動をしてしまいそうな「危険な日」がやってきたとき、少しでもその打率を下げるために。 「あの時、余計なことを言わなくてよかった」と、数日後の自分が自分を許せるように。
境界線を引く、静かな戦い
「何もしない」という選択は、一見すると消極的に見えるかもしれない。
けれど、自分のバイオリズムを観測し、感情に飲み込まれる前に「早期避難」を完了させることは、立派なリスク管理であり、自分を守るための静かな戦いだ。
今の私にとっての自愛とは、自分を甘やかすことではなく、自分の中に引いた境界線を、自分自身で侵さないこと。
嵐が過ぎ去るまで、私はただ、温かいカップを両手で包み、静かにシャッターを下ろす。
明日の私が、少しでも穏やかな朝を迎えられることを願って。
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