#映画感想– tag –
-
映画『Backrooms』感想・考察(ネタバレあり)|情報を与えない演出が生む「清い気持ち悪さ」とは
SNSで「観てきた」という投稿を見かけた。え、もうやってるんだ。その日のうちに、一人で劇場に向かった。予定も準備もない、思いつきの鑑賞だった。 3行サマリ ・明確な恐怖描写よりも、情報を与えすぎない演出が「清い気持ち悪さ」を生んでいた ・物語の... -
【ネタバレあり】映画「オーバー・ユア・デッド・ボディ」感想|殺し合う夫婦が、いちばん人間らしかった
殺し合おうとしている二人の会話が、なぜこんなに愛おしいのだろう。 映画を観終わって、まずそう思った。人がぐちゃぐちゃにやられて、夫婦は本気で互いの命を狙っていて、それなのに笑ってしまう。この記事は、そんな奇妙な後味の正体をたどる、ひとつの... -
『ひつじ探偵団』感想&レビュー【ネタバレあり】|作り込まれた世界に、ただ夢中になった
映画が始まってすぐ、思った。 これは、世界観が好きだ。 そう感じた瞬間から、画面の細かい部分まで逃したくなくなった。作り込まれた世界に、最初の数分で引き込まれていく感覚。久しぶりに、ただ夢中になって観た映画だった。 ※この記事には、物語の核... -
愛だったのか、お金だったのか──映画『マテリアリスト』が残した、揺れたままの問い
スクリーンの光が消えた後、しばらく動けなかった。 面白かった、という感想より先に、もっと個人的な問いが来た。私がこれまで体験してきたものは、愛だったのだろうか。それともお金だったのだろうか。 映画を観るとき、物語の中に自分を見つけることが... -
『逆転のトライアングル』感想|権力は、入れ替わるだけだった
本当に久しぶりに、人間って面白いなと思う映画を観た。 『逆転のトライアングル』 美しさ、富、立場。 それらが当たり前のように存在している世界が、ある出来事をきっかけに、一気に崩れていく。 そのとき人は、どんなふうに変わるのか。そんなことを、... -
「ひとりで満たされる」その先に、また誰かと出会うということ——映画『恋愛適齢期』
この映画を初めて観たのがいつだったか、もう思い出せない。でも、何度も観てきたということだけは確か。そしてそのたびに、「やっぱりこの映画が好きだな」と思う。 『恋愛適齢期(Something's Gotta Give)』。ありふれた恋愛映画とは少しちがって、“恋... -
【ネタバレ感想】映画『聖なる犯罪者』考察|なぜ”偽りの神父”は、人を救えたのか?
もし、あなたが、心から信頼している神父様が、実は、前科を持つ”犯罪者”だったら? 2019年のアカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされ、世界中の映画祭で絶賛された、ポーランド映画『聖なる犯罪者』(原題:Corpus Christi)。 この記事は、その、あ... -
『異端者の家』感想|笑っているのに、ずっと安心できない
原題:Heretic 邦題:異端者の家 製作年:2024年 日本公開:2025年4月25日 A24作品/配給:ハピネットファントム・スタジオ 監督・脚本:スコット・ベック&ブライアン・ウッズ 出演:ヒュー・グラント、ソフィー・サッチャー、クロエ・イースト ほか 上映... -
『落下の解剖学』を観て、「見え方がすべて」な世界にモヤついた話
映画館に貼られていたポスター。そのビジュアルを見た瞬間、「これ、きっと好きなやつだ」と思って、何の前情報もなく、観に行ったのが『落下の解剖学』だった。 観終わったあと、言葉にならないモヤモヤがずっと残った。「真実は何だったのか」ではなく、... -
友情か、使命か。映画『RRR』が心を揺らす本当の理由
静かな気づきの3行サマリ 友情と使命、その間で揺れる心の痛みを描く物語 圧倒的な熱量の中に潜む、人間の根源的な感情 世界観に圧倒されながら、じわじわと心に根付いていく映画体験 作品情報 監督:S.S.ラージャマウリ 公開年:2022年 ジャンル:歴史ア...
12
